乳がんの検査 ご存知ですか?乳がん発見の70%は自己検診がきっかけです。

乳がん検査の種類

乳がんの検査方法には大きく分けると、(1)自己検診(セルフチェック)、(2)視触診、(3)画像診断(マンモグラフィ・超音波・MRI等)、(4)細胞診があります。
「乳がん検診」では、これらを組み合わせたものを行っています。

乳がん検診の流れ

一般的な検診機関で行われる「レディースドック」や「乳がん検診」では、医師による診察>視触診>マンモグラフィの流れが一般的です。

問診
問診
出産経験や初潮年齢、乳房の違和感、家族に乳がん患者がいるか、などを問診表に記入し、医師の診察を受けます。
視触診
視触診
両方の乳房に「しこり」や「えくぼ状のくぼみ」「リンパの腫れ」などが無いかを医師が直接触って調べます。
画像診断
画像診断
マンモグラフィやエコー(超音波)などによる画像診断を受けます。マンモグラフィは乳房を挟んで検査しますので、痛みが心配な場合、生理前1週間は避けたほうが無難です。
検査終了
検査終了
検査終了です。
検査結果は2〜4週間程度でわかります。

乳がんの早期発見には自己検診と画像診断を

乳がんは、初期の「非浸潤性乳管がん」の状態で治療を行えば完治させることができます。この段階で発見するためには、毎月の自己検診(セルフチェック)やマンモグラフィ、超音波などの画像診断による乳がん検診が必要です。
この「非浸潤性乳管ガン」には、自己検診や医師の触診で触って分かるものと、分からないものがあります。触って分からないものは、マンモグラフィ等の画像検診ではじめて「石灰化」として発見されるのです。
このことからも、「自己検診+画像診断(マンモグラフィ・エコー等)」のセット検診が大切といえます。
乳癌学会が発表した2005年度の調査によると、腫瘍の大きさが2cm以下の早期で発見された割合は47.2%と、前回の44.9%から増加しています。つまり、検診を受ける方が増え、より早期で発見できる割合が増えたということになります。

乳がん発見のきっかけ

乳がん発見のきっかけ:図 乳癌学会が行っている「全国乳がん患者登録」の最新版2005年の調査結果によると、乳がんの発見状況の71%が「自己発見」によるものでした。
「検診による発見」は23%でしたが、今後、検診率が高まることで、より「検診による発見」が増えることが期待されます。

検診無料クーポン

2009年には「未来への投資につながる子育て支援」の一環として、一定年齢の方を対象に、女性特有のガン検診(子宮がん検診、乳がん検診)の「がん検診無料クーポン」と、がんについてわかりやすく解説した「検診手帳」が配布されることとなりました。

  • 「子宮頸がん検診無料クーポン」は、平成20年度に(昨年の4月2日から今年の4月1日までの間)に20歳、25歳、30歳、35歳、40歳になった女性の皆様を対象とします。
  • 「乳がん検診無料クーポン」は、平成20年度に(昨年の4月2日から今年の4月1日までの間)に40歳、45歳、50歳、55歳、60歳になった女性の皆様を対象とします。
  • 「検診手帳」は、無料クーポンの配布の対象となるすべての方に、無料クーポンとともに送付されます。

このクーポンを利用すれば、無料で検診を受けることができますが、クーポン発行・検診には、国のお金が使われています。クーポンを受け取った方は、責任を持って検診を受けましょう。

子宮頸がん検診無料クーポンの配布対象者

年齢 生年月日
20歳 昭和63(1988)年4月2日〜平成元(1989)年4月1日
25歳 昭和58(1983)年4月2日〜昭和59(1984)年4月1日
30歳 昭和53(1978)年4月2日〜昭和54(1979)年4月1日
35歳 昭和48(1973)年4月2日〜昭和49(1974)年4月1日
40歳 昭和43(1968)年4月2日〜昭和44(1969)年4月1日

乳がん検診無料クーポンの配布対象者

年齢 生年月日
40歳 昭和43(1968)年4月2日〜昭和44(1969)年4月1日
45歳 昭和38(1963)年4月2日〜昭和39(1964)年4月1日
50歳 昭和33(1958)年4月2日〜昭和34(1959)年4月1日
55歳 昭和28(1953)年4月2日〜昭和29(1954)年4月1日
60歳 昭和23(1948)年4月2日〜昭和24(1949)年4月1日

出典:厚生労働省(政府広報)

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