information ご存知ですか?乳がん発見の70%は自己検診がきっかけです。

2012/4/4

乳がん再発完全防止の可能性-幹細胞増殖の原因を発見

乳がんは早期に適切な治療を受ければ、完治も可能ながんです。しかし、乳がんに罹る女性は増えており、治療後の再発を心配されている方も少なくありません。

がん治療は一般的に、抗がん剤や放射線治療でがん細胞を死滅させますが、がん細胞を生み出す「幹細胞」が残ってしまうため、再発の危険性があります。

今回、この乳がん再発の原因となる「幹細胞の増殖メカニズム」が東大医科研究所などの研究チームにより解明されたそうです(米化学アカデミー誌電子版に発表)。
この幹細胞を直接狙って根絶することによって、乳がんの再発を完全に防げる可能性も出てきました。

研究チームは、細胞膜にある受容体に結合するたんぱく質「HRG」が増殖能力に大きな役割を果たしていることを明らかにしました。さらに、HRG結合後の細胞内の反応を調べると、細胞増殖に関与するたんぱく質「NFκB」が働き幹細胞の増殖能力を維持させていたようです。

今回、この原因となるたんぱく質が発見されたことにより、乳がん再発の完全防止の可能性がでてきたほか、血中の量を測定することによって、従来の検査では不可能だった段階で早期のがんを発見したり、再発も早期発見できる診断マーカーとしての利用も期待されます。